ボコパ・カベルネの「樽熟なしバージョン」！果実のピュアさがより前面に出た、カベルネ・ソーヴィニヨンの魅力あふれる1本です！

ソムリエのワイン解説
ご自宅で「ワイン実験」、やってみませんか？？このページでご紹介のワインと、定番の『ボコパ　コンデ・デ・アリカンテ　カベルネ・バリッカ』は、もともとは同地区、同品種で造った同じワイン。片方は仕込み後そのままステンレスタンクで保管。もう片方は、半年間オーク樽で熟成。さて、2つの香りと味は、どんな風に変化するのか・・・・？

WINE CLUB30で低価格ワインでは断トツ一番人気をキープしている『ボコパコンデ・デ・アリカンテ　カベルネ・バリッカ』。それと全く同じ地区・同じ畑・同じブドウ品種で造り、樽熟成をさせずにステンレスタンクで寝かせたのがこちらのキュヴェ。カベルネ・ソーヴィニヨンの凝縮感溢れる黒系果実のフルーツ感が、より純粋に、きれいに楽しめるのがこちらのワインです。

樽熟成をする前段階のワインには、「樽の風味でお化粧でもしないと、とても飲めたものではない」という品質が今一つのワインと、元々の収穫果、最初の発酵を終えたばかりのワインでも十分素晴らしいけれども、複雑性とアクセントを加えて少しスタイルを変えるために樽熟成をするもの、という2通りがあります。

そして『ボコパ　コンデ・デ・アリカンテ』の場合は明らかに後者であることを知って戴けるのが、このワイン。スペインの恵まれた太陽に育まれた濃厚な果実味が、素直に、そして魅力たっぷりに現れてきます。カベルネ・ソーヴィニヨンという品種の原始的な魅力がぎっしりと詰まった、ピュア・カベルネ・レッド。樽熟成バージョンとの比較試飲も非常に面白いので、是非セットでお試ししてみてください！

【おすすめの飲み方をご紹介】
抜栓：飲む1時間くらい前には開けておきましょう。果実味が増して柔らかに、飲みごたえのある味わいになります。
設定温度：飲む30～45分前から冷蔵庫に、または直前5分～10分アイスバケツで冷やしましょう。ワイン全体のトーンがクリアに整って、もったりした印象が無くなります。
ワイングラス：小ぶりのボルドー型グラスでお楽しみください。家庭料理と楽しむのに程ちょうど良い渋みとボディ感にまとまります。ブルゴーニュグラスだと、より伸びやかに、柔らかくお楽しみいただけます。
（ワインレヴュー担当：Firadis WINE CLUB 30 店長　五十嵐　祐介）