1872年創業。4代目･土井清幌氏と能登杜氏の四天王と言われた波瀬正吉氏が、静岡吟醸酵母の開発と静岡県の地酒の品質向上に大きく貢献し、1986年の新酒品評会では静岡県の地酒の躍進が注目を集めた。能登杜氏の技術と静岡酵母を使った開運のスタイルはこの時に確立された。4代目は酒質設計だけでなく、酒造設備の開発にも携わり、蒸米を冷ます為に特別な冷気を放つ放冷機や、ぬかなどの雑排水を浄化するための大型排水処理施設、太陽電池のパネルを屋根に敷き詰めた大型冷蔵倉庫など、最新の設備を導入している。現在は6代目･土井弥市氏と地元掛川出身の棒葉農氏が、技術と哲学を継承している。

縁起の良い開運の紅白セットです。オレンジ色の特別純米酒は兵庫県特A地区産の山田錦を55％まで磨き上げました。発売以来30年、年々人気が高まるベストセラー。「飲みやすい純米酒を造りたい」と考え、どんなシーンでもオールマイティに楽しめる酒質を目指し開発されたお酒で、純米らしいコクと、スッキリとキレのよい後口。バランスの良いお酒です。白い色の祝い酒は井酒造場の普段飲みの定番酒の中でも、まさにフラッグシップと言っていいお酒です。祝酒は1874年の創業時、地元小笠郡小貫村の発展を祈って銘を『開運』と名付けた時、同じくめでたい名前として商品名にされた、創業当時からの商品です。、この「祝酒」は土井酒造場のお酒の中で、最も多く出荷され愛されている商品です。どのような飲み方をされても、しっかりと開運の良さが伝わるように作られた開運の代表銘柄です。