富士山型の飲み口に向かってしまっていく形が特徴的な木製ワイングラス。
上から見ると正六角形のかたちをしています。多角形だから角がやさしく、手に馴染むデザインでついつい持ち上げたくなりますよ。丁寧に塗り加工を行うことでヒノキの美しさが際立ちつつ、 艶のある上品な質感に仕上がっているのでワインを飲む空間も優雅に過ごせそう。
目でも楽しく、手でも楽しめる、つい触りたくなる滑らかな肌触りになっています。

肌触りをやさしくする効果のある塗り加工には、あとふたつの効果があります。
一つ目は、ワインの豊かな香りを妨げないようにヒノキの香りを抑えていること。産地や年代によっても異なる香りはなんといってもワインの特徴です。 ワインの香りを存分に楽しめる木製ワイングラスにしたい」とお客様のお好みに合ったワインの香りを存分に楽しんでいただくために、あえてヒノキの香りを抑えています。
二つ目は、ワインの色が枡にうつらないようにしていること。塗り加工がしていない無垢の木を使うと木の繊維からワインの香りや色を吸収してしまうんじゃないか、と気になってしまいますよね。そんな不安も塗り加工のおかげで解消できます。

『アポロワイン枡』の一番のポイント。それは、ワインの香りを逃さないための一工夫です。
まるでワイングラスのようなこのかたちにたどり着くまでに職人が試行錯誤を重ねました。特殊な技術を要するため、数少ない限られた職人にしか作ることができない、職人技が光る逸品です。
また、当社で加工している木材はすべて、国産桧を使用しています。木色が全体的に淡く、肌色に近い色合いは落ち着いた清潔感があるので食卓を明るく彩ります。