ナパ・ヴァレーの山岳地帯の銘醸地区スプリング・マウンテンの頂上で少量のみ造られる、現地でも入手困難な蔵元が「ヴィンヤード7＆8」です。全ワインの年間生産量がわずか1800ケースという少量生産のワイナリーで、きめ細やかで丁寧なワイン造りを行っています。蔵元名は、西洋のラッキーナンバー「7」と、東洋のラッキーナンバー「8」から名付けられました。

山岳地帯は、朝晩冷え込むため、平地より酸味が豊富になり、日中は十分な日差しを浴びて、濃縮した果実味が生まれます。さらに環境が過酷になるため、ブドウが小粒となり、渋味成分であるタンニンが平地より力強くなります。これによって、より濃厚で長期熟成に向いたワインが生まれることから、近年特に注目を集め、次々と数万円の高級ワインが生み出される銘醸産地となっています。

ヴィンヤード7＆8は、スプリング・マウンテンの頂上付近、標高400m～600mという特に優れた環境に畑を所有しています。さらに収穫したブドウ一粒一粒選果し、状態の悪いものは一切使用しないほど徹底されています。

マヤカマス山脈のマウント・ ヴィーダーの頂上近くに位置する老舗ワイナリーで、歴史は1889年までさかのぼります。1976年にパリで開催されたパリ・テイスティングの赤ワイン部門では、1971年産のマヤカマス・ヴィンヤーズのカベルネ・ソーヴィニョンが7位に入賞し、その評価を高めます。
そして、それから40年もの間、マヤカマス・ヴィンヤーズのワインはナパ・ヴァレーの中で最もクラッシックなスタイルで、野性的な一面を持つ最高品質の山岳地帯のワインとして広く知れ渡りました。

およそ190ヘクタールのワイナリーと敷地は、ナパ・ヴァレーで最も冷涼で、ブドウの生育期が長く平均収量がとても少ない産地として知られるマウント・ヴィーダーAVAに位置します。植樹面積はおよそ21ヘクタールで、ナパのヴァレー・フロアよりも550m－730m高い位置にある山岳地帯の畑です。ワイナリーの名前はナパ・ヴァレーの西側、ソノマ・ヴァレーとの境界として知られる「マヤカマス」山脈に由来していて、アメリカン・インディアンのワッポ族の言葉で「山ライオンの遠吠え」を意味すると言われています。ワイナリーのロゴの「M」の中に、2 匹の山ライオンが描かれています。

フラッグシップのカベルネ・ソーヴィニョンは長期熟成が可能で、雄々しくクラシックなスタイルのワインです。