化粧板メーカーの伊千呂は、生活空間における家具の世界を根本的に変える「生活の道具」を生み出したいと考え、自分の世界をつくるためのツールをつくりたいという想いで、「イチロのイーロ」プロジェクトをスタートしました。「イーロ（ilo）」とはエスペランド語で「道具」という意味。 「コロロデスク」、「コロロスツール」、「コロロワゴン」のコロロという名称も、エスペランド語で「色」を意味する「コローロ（Koloro）」という言葉に由来しています。

「コロロデスク」にあわせたスツールは跳び箱のようなかたちで、座面はファッションブランド「ミナ ペルホネンdop」のタンバリン柄を使用しています。

dopは両面モールスキンのダブルフェイスで、表が擦り切れてきたら裏の色が見えてくるという生地。ヴィヴィッドなカラーは、ミナ ペルホネンの皆川明さんとトラフ建築設計事務所がイチロのために選んでくれた5色。 長く使うと、ピンクの裏からはパープルが、イエローからはグレー、グレーからはブルー、インディゴからはグレー、ブルーからはイエローの生地が現れてきます。