高品質のワインを生み出す、世界で最も優れた協同組合の一つ「プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ」が造る、テロワールを忠実に反映したクラシックなバルバレスコ!
高品質のワインを生み出す、世界で最も優れた協同組合の一つ「プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ」が造る、テロワールを忠実に反映したクラシックなバルバレスコ!
バルバレスコは、王のワイン、バローロと並ぶ「女王のワイン」として知られていますが、19世紀末までバローロ程の知名度はなく、バルバレスコで収穫されたネッビオーロからバローロのワインが作られることもよくありました。バローロとバルバレスコの違いを初めてラベルで明確に区別したのが1894年に9つのブドウ農家を結集し、バルバレスコ初の生産者組合カンティーネ・ソシアーリを創設したドミツィオ・カヴァッツァでした。同組合は1930年に解散しましたが、1958年、小さなブドウ農家を存続させるため、教会の司祭の下で19軒の農家が結集し、プロドゥットーリ・デル・バルバレスコが誕生しました。
品質重視をモットーに掲げ、ブドウの品質基準を厳しく設定しているため、最良の出来のブドウのみが納入を許され、収穫したブドウは傷がつかないよう小さなカゴに入れて運ぶなど、その取り扱いにも厳格な指定がなされています。こういった厳しい取り決めのお陰もあり、協同組合でありながら高品質のワインを造りだすことができ、世界でも最も優れた協同組合の一つとされています。
「バルバレスコ」は、テロワールを忠実に反映したクラシックなバルバレスコ。鮮やかな赤い果実にスパイシーな風味、力強くタニックな後味を特徴とするフルボディで、収穫から20-25年間は熟成の効く熟成力の高い年です。生パスタや肉料理、特にラム肉や野鳥と良く合い、マイルドな味わいのチーズと抜群の相性です。
※2018年は、リゼルヴァは生産されていませんが、2018年のバルバレスコには、卓越したリゼルヴァを生み出す最良の区画で育ったブドウがブレンドされています。
■2018ヴィンテージ情報■
2018年は、雨の多い長い冬と共に幕を開け、極めて雨の少ない乾燥した前年の天候により減少した地下水源に豊かな水分を蓄えることが出来ました。冬の寒さは3月の始まりまで続き、近年よりも気温の低い日が目立ちました。これにより、ブドウの生育はゆっくりと進み、ネッビオーロは4月の第2週に例年よりも遅く萌芽を迎えました。4月は気温が一定せず、5月の前半は悪天候に見舞われた気温の低い日が続き、雨天が多かったため、病害対策などでブドウ畑の管理には困難を強いられましたが、バルバレスコでは6月に暖かく乾燥した晴天に恵まれたため、開花と着果の時期は例年通りでした。
DOCG規定の生産量に収めるため、夏のグリーン・ハーヴェストは必須で、これにより品質の高い果実が実りました。夏は暑い日が7月~8月いっぱいまで続きましたが、7月15日にバルバレスコ地区の一部で雹が降り、特にオヴェロ、モンテステファーノ、モンテフィコの畑が被害に見舞われました。その後は、暖かく乾燥した気候が続いたため、品質に関しては申し分ない年となりましたが、雹害の酷かった地域では、収穫量が著しく落ちました。9月も暑い日が続き、9月24日になって初めて夜間に冷え込みが見られるようになりました。昼夜の寒暖差が少なかったため、フェノール成分の成熟に時間がかかりましたが、晴天が続き、雨が降らなかったことでブドウの糖度が上がりました。
プロドゥットーリ・バルバレスコでは、10月2日から収穫を開始しました。この年は、作り手の手腕を試されるチャレンジングなヴィンテージでしたが、ワインは非常に良質な出来映えで、バランスのとれたしなやかで美味な味わいに仕上がりました。
■テクニカル情報■
産地:イタリア北部ピエモンテ州DOCGバルバレスコ
品種:ネッビオーロ100%、樹齢:7年以上
標高:200~400M、畑の向き:南/西/東、土壌:カルシウムに富んだ石灰・粘土の混じる砂礫土壌
醸造:ステンレスタンクで果皮と共に日に2~3度ルモンタージュしながら28℃で24~30日間発酵。マロラクティック発酵後、大型のキャスク で約24ヶ月熟成。
生産量:300,000本(25,000ケース)
PRODUTTORI DEL BARBARESCO BARBARESCO
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ バルバレスコ
生産地:イタリアピエモンテ
原産地呼称:DOCG. BARBARESCO
品種:ネッビオーロ 100%
アルコール度数:15.0%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
ワインアドヴォケイト:93 ポイント
93 Release Price $45 Drink Date 2023 - 2038 Reviewed by Monica Larner Issue Date 24th Jun 2022 Source June 2022 Week 3, The Wine Advocate
ネッビオーロの軽やかで繊細なスタイルが見事に表現されている。その美しい色合いは時間を経ても変わることはないだろう。熟した黒紫系の果実の大胆なアロマとともに土やトリュフ、リコリス、グリルしたハーブのニュアンスが広がる。グラスの中で香りが開いていき、最初にレーズンやドライアプリコットの重厚なアロマが感じられる。暖かい年の特徴がしっかり反映されたお値打ちワイン。
Packaged in its distinctive brown paper label, the Produttori del Barbaresco 2018 Barbaresco is a beautifully lean and luminous expression of Nebbiolo, and that pretty color should remain intact over time. The aromas are bold and ripe with dark and purple fruit, but the bouquet shows interesting twists with earth, truffle, licorice and grilled herb. As the wine opens in the glass, you begin to notice heavier aromas of raisin and dried apricot. It wears a warm-vintage signature for sure, and for that reason, I would suggest a shorter drinking window for the 2018. With an ample 300,000 bottles made, you get a great value with this bottle.
Produttori del Barbaresco has been hitting it out of the ballpark these past years with a string of excellent vintages that resulted in the production of their entire line of Riservas. However, that good momentum comes to an end because the Riservas were not made in 2018. That vintage saw all the fruit blended into one non-MGA Barbaresco. And with the 2017 Riservas reviewed here, you might find these bottles hard to find. Production was 30% lower in this growing season because of a very careful fruit selection process. In fact, Aldo Vacca calls 2017 a "roller coaster vintage with frost, then hail, then a summer drought."
ジェームス・サックリング:93 ポイント
PRODUTTORI DEL BARBARESCO BARBARESCO 2018 Monday, January 3, 2022 CountryItaly RegionPiedmont Vintage2018 Score 93
レッドベリー、マッシュルーム、乾燥した葉などのネッビオーロの典型的な特徴に加えて、ほろ苦いオレンジの皮やスパイスのニュアンスが感じられる魅力的なバルバレスコ。ミディアム~フルボディで、きめ細やかでやや硬さを感じるタンニンが口中を僅かに引き締め、より焦点の定まった味わいを生む。ギュッと詰まった味わいだが、溢れんばかりの風味が広がる。今飲んでも美味しいが、1~2年待てばさらに素晴らしい味わいへと発展するだろう。≪2022/1/3掲載≫
Lovely barbaresco, with all the typical nebbiolo characteristics, such as red berries, mushrooms and dried leaves, as well as hints of bitter orange peel and spice. All this follows through to the medium-to full-bodied palate, where fine, lightly firm tannins add a little grip and additional focus. Compact, but bursting with flavor. Delicious now, but give it a year or two. It will only get better.
vinous:92 ポイント
92 Drinking Window 2023 - 2033 From: 2018 & 2019 Barbaresco Take Center Stage (Feb 2022)
The 2018 Barbaresco is an attractive, open-knit wine to drink now and over the next 10-15 years, maybe more. In 2018 the Produttori did not bottle their Riservas. Instead, all of the best lots of those grapes went into the straight Barbaresco bottling, another in a long string of successes from this historic house. Dark cherry, cedar, tobacco and spice fill out the layers. There is good depth and a good deal of tannin too, just not the complexity or nuance of the very best years. - By Antonio Galloni on September 2021
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコについて。
バルバレスコ発、ヨーロッパで最良の協同組合
厳格な品質基準が生み出す最高の味わい
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ(バルバレスコ生産者協同組合)はバルバレスコ村のブドウ生産者の半数が組合員となる協同組合で、組合員が造るブドウをもとにワインを生産しています。
彼らは品質重視をモットーに掲げ、ブドウの品質基準を厳しく設定しているため、最良の出来のブドウのみが納入を許され、少しでも基準から外れると受け付けてもらえません。収穫したブドウは小さなカゴに入れて運ぶなど、その取り扱いにも厳格な指定がなされています。こういった厳しい取り決めのおかげもあり、彼らは協同組合でありながら高品質のワインを造りだすことができ、世界でも最も優れた協同組合の一つとされているのです。
また、もう一つこのワイナリーの評価を高めている点に、クリュ名ワインシリーズの存在があげられます。優良な畑で生産されるブドウは最初から分けられ、リゼルヴァとしてクリュ名を名乗ってボトリングされます。
クリュの違いを知る上でも最適なシリーズであり、最高のワインを造りだすという彼らのワインに対するこだわりも表しています。
伝統的なピエモンテの品種ネッビオーロから造られるこのワインは、スパイスとフルーツの凝縮された複雑な風味があり、偉大なワインを造る要素となるタンニン、酸、果汁エキスの独特なコンビネーションが表現されていて、すばらしい味わいに仕上がっています。
■ブドウ■
バルバレスコはDOCGバルバレスコ地区で栽培されたネッビオーロ100%からつくられています。13世紀からイタリアのピエモンテ地方で栽培されているこのブドウは、非常に幅広い魅惑的な風味を持ち、熟成に時間がかかり、土質や天候に対して影響を受けやすいブドウです。
■土壌■
葡萄は海抜200から400メートルの南ピエモンテの非常に勾配の急な丘で栽培されています。粘土質土壌はカルシウムに富んでいて、各斜面のカルシウム分の集中度合と砂の層がブドウに異なった特徴を与えています。
■天候■
バルバレスコ地方の天候は暑い夏と、穏やかで暖かい春と秋、寒く雪の降る冬に特徴付けられます。気温は摂氏マイナス10度から35度。日照時間は作物の品質に非常に大きな役割を果たしていて、ネッビオーロは常に、南、南西、そして南東向きの斜面に植えられます。
■収穫■
夏の天候にもよるが、バルバレスコの収穫はバローロより少し早い9月末から10月末の間に行われます。すべての葡萄は手摘みされ、プロデュットーリ・デル・バルバレスコでは葡萄の実の損傷を防ぐため小さなかごに入れられます。
■醸造■
発酵は2~3週間、澱引き前に摂氏28度に保たれたステンレスタンクで行われ、翌年の9月までそのまま寝かせます。その後ワインは樽で1~2年間熟成させられ、リリースまで半年間瓶の中で熟成させます。
バルバレスコは、王のワイン、バローロと並ぶ「女王のワイン」として知られていますが、19世紀末までバローロ程の知名度はなく、バルバレスコで収穫されたネッビオーロからバローロのワインが作られることもよくありました。バローロとバルバレスコの違いを初めてラベルで明確に区別したのが1894年に9つのブドウ農家を結集し、バルバレスコ初の生産者組合カンティーネ・ソシアーリを創設したドミツィオ・カヴァッツァでした。同組合は1930年に解散しましたが、1958年、小さなブドウ農家を存続させるため、教会の司祭の下で19軒の農家が結集し、プロドゥットーリ・デル・バルバレスコが誕生しました。
品質重視をモットーに掲げ、ブドウの品質基準を厳しく設定しているため、最良の出来のブドウのみが納入を許され、収穫したブドウは傷がつかないよう小さなカゴに入れて運ぶなど、その取り扱いにも厳格な指定がなされています。こういった厳しい取り決めのお陰もあり、協同組合でありながら高品質のワインを造りだすことができ、世界でも最も優れた協同組合の一つとされています。
「バルバレスコ」は、テロワールを忠実に反映したクラシックなバルバレスコ。鮮やかな赤い果実にスパイシーな風味、力強くタニックな後味を特徴とするフルボディで、収穫から20-25年間は熟成の効く熟成力の高い年です。生パスタや肉料理、特にラム肉や野鳥と良く合い、マイルドな味わいのチーズと抜群の相性です。
※2018年は、リゼルヴァは生産されていませんが、2018年のバルバレスコには、卓越したリゼルヴァを生み出す最良の区画で育ったブドウがブレンドされています。
■2018ヴィンテージ情報■
2018年は、雨の多い長い冬と共に幕を開け、極めて雨の少ない乾燥した前年の天候により減少した地下水源に豊かな水分を蓄えることが出来ました。冬の寒さは3月の始まりまで続き、近年よりも気温の低い日が目立ちました。これにより、ブドウの生育はゆっくりと進み、ネッビオーロは4月の第2週に例年よりも遅く萌芽を迎えました。4月は気温が一定せず、5月の前半は悪天候に見舞われた気温の低い日が続き、雨天が多かったため、病害対策などでブドウ畑の管理には困難を強いられましたが、バルバレスコでは6月に暖かく乾燥した晴天に恵まれたため、開花と着果の時期は例年通りでした。
DOCG規定の生産量に収めるため、夏のグリーン・ハーヴェストは必須で、これにより品質の高い果実が実りました。夏は暑い日が7月~8月いっぱいまで続きましたが、7月15日にバルバレスコ地区の一部で雹が降り、特にオヴェロ、モンテステファーノ、モンテフィコの畑が被害に見舞われました。その後は、暖かく乾燥した気候が続いたため、品質に関しては申し分ない年となりましたが、雹害の酷かった地域では、収穫量が著しく落ちました。9月も暑い日が続き、9月24日になって初めて夜間に冷え込みが見られるようになりました。昼夜の寒暖差が少なかったため、フェノール成分の成熟に時間がかかりましたが、晴天が続き、雨が降らなかったことでブドウの糖度が上がりました。
プロドゥットーリ・バルバレスコでは、10月2日から収穫を開始しました。この年は、作り手の手腕を試されるチャレンジングなヴィンテージでしたが、ワインは非常に良質な出来映えで、バランスのとれたしなやかで美味な味わいに仕上がりました。
■テクニカル情報■
産地:イタリア北部ピエモンテ州DOCGバルバレスコ
品種:ネッビオーロ100%、樹齢:7年以上
標高:200~400M、畑の向き:南/西/東、土壌:カルシウムに富んだ石灰・粘土の混じる砂礫土壌
醸造:ステンレスタンクで果皮と共に日に2~3度ルモンタージュしながら28℃で24~30日間発酵。マロラクティック発酵後、大型のキャスク で約24ヶ月熟成。
生産量:300,000本(25,000ケース)
PRODUTTORI DEL BARBARESCO BARBARESCO
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ バルバレスコ
生産地:イタリアピエモンテ
原産地呼称:DOCG. BARBARESCO
品種:ネッビオーロ 100%
アルコール度数:15.0%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
ワインアドヴォケイト:93 ポイント
93 Release Price $45 Drink Date 2023 - 2038 Reviewed by Monica Larner Issue Date 24th Jun 2022 Source June 2022 Week 3, The Wine Advocate
ネッビオーロの軽やかで繊細なスタイルが見事に表現されている。その美しい色合いは時間を経ても変わることはないだろう。熟した黒紫系の果実の大胆なアロマとともに土やトリュフ、リコリス、グリルしたハーブのニュアンスが広がる。グラスの中で香りが開いていき、最初にレーズンやドライアプリコットの重厚なアロマが感じられる。暖かい年の特徴がしっかり反映されたお値打ちワイン。
Packaged in its distinctive brown paper label, the Produttori del Barbaresco 2018 Barbaresco is a beautifully lean and luminous expression of Nebbiolo, and that pretty color should remain intact over time. The aromas are bold and ripe with dark and purple fruit, but the bouquet shows interesting twists with earth, truffle, licorice and grilled herb. As the wine opens in the glass, you begin to notice heavier aromas of raisin and dried apricot. It wears a warm-vintage signature for sure, and for that reason, I would suggest a shorter drinking window for the 2018. With an ample 300,000 bottles made, you get a great value with this bottle.
Produttori del Barbaresco has been hitting it out of the ballpark these past years with a string of excellent vintages that resulted in the production of their entire line of Riservas. However, that good momentum comes to an end because the Riservas were not made in 2018. That vintage saw all the fruit blended into one non-MGA Barbaresco. And with the 2017 Riservas reviewed here, you might find these bottles hard to find. Production was 30% lower in this growing season because of a very careful fruit selection process. In fact, Aldo Vacca calls 2017 a "roller coaster vintage with frost, then hail, then a summer drought."
ジェームス・サックリング:93 ポイント
PRODUTTORI DEL BARBARESCO BARBARESCO 2018 Monday, January 3, 2022 CountryItaly RegionPiedmont Vintage2018 Score 93
レッドベリー、マッシュルーム、乾燥した葉などのネッビオーロの典型的な特徴に加えて、ほろ苦いオレンジの皮やスパイスのニュアンスが感じられる魅力的なバルバレスコ。ミディアム~フルボディで、きめ細やかでやや硬さを感じるタンニンが口中を僅かに引き締め、より焦点の定まった味わいを生む。ギュッと詰まった味わいだが、溢れんばかりの風味が広がる。今飲んでも美味しいが、1~2年待てばさらに素晴らしい味わいへと発展するだろう。≪2022/1/3掲載≫
Lovely barbaresco, with all the typical nebbiolo characteristics, such as red berries, mushrooms and dried leaves, as well as hints of bitter orange peel and spice. All this follows through to the medium-to full-bodied palate, where fine, lightly firm tannins add a little grip and additional focus. Compact, but bursting with flavor. Delicious now, but give it a year or two. It will only get better.
vinous:92 ポイント
92 Drinking Window 2023 - 2033 From: 2018 & 2019 Barbaresco Take Center Stage (Feb 2022)
The 2018 Barbaresco is an attractive, open-knit wine to drink now and over the next 10-15 years, maybe more. In 2018 the Produttori did not bottle their Riservas. Instead, all of the best lots of those grapes went into the straight Barbaresco bottling, another in a long string of successes from this historic house. Dark cherry, cedar, tobacco and spice fill out the layers. There is good depth and a good deal of tannin too, just not the complexity or nuance of the very best years. - By Antonio Galloni on September 2021