「我々は農家」と誇るロバート・パーカーの5つ星★★★★★評価ワイナリー「タリー」
「我々は農家」と誇るロバート・パーカーの5つ星★★★★★評価ワイナリー「タリー」
2006年に開催された『第3回米仏ブラインド対決』では「シャルドネ ローズマリーズ」がカリフォルニア州部門にて優勝。フランスと合わせた全シャルドネでも2位となる。ワイン・エンスージアスト誌において全米から集まった516本の中から年間No.1シャルドネとして評価。また「ピノ・ノワール ローズマリーズ」も年間No.2ピノ・ノワールの評価。ロバート・パーカーもシャルドネとピノ・ノワールの両品種において5ツ星評価を受ける生産者です。
アロヨ・グランデAVAを中心に自社畑を所有する『タリー』の歴史は、現当主のブライアン・タリーの祖父にあたるオリヴァー・タリーが1948年に野菜を作る菜園を開いたところからスタートしています。1970年代には隣接するエドナ・ヴァレーやサンタ・バーバラ・カウンティ エリアでブドウ栽培も開始。その品質の高さからカレラやオー・ボン・クリマといった著名ワイナリーにもブドウを提供するようになりました。
ブドウ栽培の経験を重ねながら、オリヴァーの息子であるドン・タリーはタリー農園内の切り立った丘に上質なシャルドネとピノ・ノワールが育つことを確信し、1982年に、リンコン・ヴィンヤードの西の丘に試験的にブドウ栽培を開始しました。ブドウ栽培は成功し、やがてアロヨ・グランデとエドナ・ヴァレーに165エーカーのブドウ園を持つにいたりました。1986年、初めて『タリー』を冠した450ケースのワインが生産されました。最新設備が整った施設がリンコン・ヴィンヤードの近くに完成したのは1991年。同年ドン・タリーの息子で3代目にあたるブライアン・タリーが、ワイナリーのジェネラル・マネージャーに就任しました。現在ブライアンが代表者として、ワイナリーを引き継いでいます。
「ピノ・ノワール エステート アロヨ・グランデ・ヴァレー」は、タリー・ヴィンヤードの真髄を表現するもので、サンルイスオビスポ・コーストのアロヨ・グランデ・ヴァレーの冷涼な気候と丘陵の地形を表現しています。三つの有名な自社畑、リンコン・ヴィンヤード(54%)とローズマリーズ・ヴィンヤード(46%)、ラス・ヴェンタナス・ヴィンヤード(5%)のぶどうをブレンドしています。
ラズベリー、チェリー、バラの花びら、そしてコーラの魅惑的なブーケを持っています。アロヨ・グランデ・ヴァレーのピノ・ノワールに特徴的なフレッシュな酸味と、赤い実の果実やミネラル感の凝縮したフレーバーとの絶妙なバランスを持っています。ローストラムや鴨肉のソテーなどとよく合います。
■テクニカル情報■
品種:ピノ・ノワール
産地:サンルイスオビスポ コースト
熟成:フレンチオークの樽で18ヶ月間熟成(新樽比率28%)
TALLEY VINEYARDS PINOT NOIR ESTATE ARROYO GRANDE VALLEY
タリー・ヴィンヤード ピノ・ノワール エステート アロヨ・グランデ・ヴァレー
生産地:アメリカ カリフォルニア サンルイスオビスポ アロヨ・グランデ・ヴァレー
原産地呼称:AVA. ARROYO GRANDE VALLEY
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
このタリー勉強不足で全く知らないワイナリーでした。何も知らずにただカリフォルニアのピノ・ノワール2017年として飲みました。口に含んだ瞬間、本当にびっくりしました。この最近の中でも3本の指に入るほどのいや価格から判断したらナンバーワンでしょう。もうブルゴーニュのトップいやその中でも最高の生産者が醸し出すプルミエ・クリュクラスと同等ほどのレヴェルにあると感じました。 当店には他に沢山のアメリカのワインを取り扱っていますがどれも今では高価でなかなかおいそれとは抜栓出来ないものとなっています。調べてみたらここのワインはパーカー氏がかなり評価しているようでした。実際、現地でも、ひっきりなしに訪問者が来ているようですが、日本ではまだそれほど知られていない生産者です。多分近々には火が付くと予想します。そしてこれも価格が上がり入手困難なアイテムとなるでしょう。 それにしてもグラスから湧き上がる香りに驚いている自分がいます。これは凄い!! 2023.02.18
追記:先日、弊社で開催した輸入元JALUXさんとの試飲会で、多くのブルゴーニュラヴァーのお客様もタリーの美味しさに驚かれていました。
vinous:93 ポイント
93 Drinking Window 2023 - 2029 From: San Luis Obispo: Solidifying an Identity (Apr 2020)
Deep glistening ruby-red. Vibrant, sharply focused aromas of cherry, potpourri and Asian spices are lifted by a smoky mineral flourish. Broad and concentrated on the palate, offering raspberry, bitter cherry and spicecake flavors that show impressive energy and focus. Rich yet lively in character, finishing with strong, spicy drive and fine-grained tannins that come in late. 26% new French oak. - By Josh Raynolds on July 2019
Long one of the New World’s most reliable producers of elegant, age-worthy Pinot Noir and Chardonnay, Brian Talley produced a knockout set of wines in 2017. According to no-nonsense Talley, 2018 is on pace to be at a similar quality level, with 25% higher production. While the availability of the single-vineyard bottlings here is small, and the wines are not particularly easy to find outside of wine-centric restaurants and the cellars of mailing list customers, the entry-level, Arroyo Grande-designated wines see broad worldwide distribution and deliver outstanding value for their quality. There’s an estate Syrah here now, made with 50% whole clusters, and it’s extremely good, but with only 180 cases made, it’ll be a tough bottle to track down.
ワインアドヴォケイト:91 ポイント
Rating 91 Release Price NA Drink Date 2020 - 2025 Reviewed by Erin Brooks Issue Date 7th Feb 2020 Source February 2020 Week 1, The Wine Advocate
The 2017 Pinot Noir Estate was made with 10% whole cluster and aged 14 months in 30% new French oak. Pale to medium ruby, it gives up bright scents of cranberry jelly, raspberry and strawberry jam, black tea leaves and blood orange with a lovely floral streak plus accents of rhubarb, cinnamon stick and dried leaves. Light to medium-bodied, it’s broody in the mouth with a soft frame and bright freshness, finishing long.
2017 was a tough vintage at Talley, but not because of the heat that affected much of the rest of California. “It was an El Ni?o year and we got close to 30 inches of rain,” Brian Talley recalls, noting that 20 inches is the norm here. “It was really helpful because the drought had had a significant impact on those old Chardonnay vines. But rain means vigorous canopies, more botrytis pressure and less-even ripening.” Eric called it “Floridian”-warm and wet. Although temperatures only made it to the low 90s, that’s still warmer than usual in this very cool, windy appellation. “There was rain in August,” Brian says. “We started picking some Pinot Noir, and that’s when the rain came. And then it stopped and got warm. Typically, it rains here November through May, and we will get occasional monsoon events in the summer. But in 2017 the bulk of the rainfall came during the main part of the growing season. That led to some interesting challenges and more sorting than usual. To me, that’s what made the difference in 2017-triage picks and lots of sorting. We did less whole cluster in 2017, because we didn’t know what was inside those clusters.”
TALLEY VINEYARDS / タリー・ヴィンヤード について。
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TALLEY VINEYARDS / タリー・ヴィンヤード
「我々は農家」と誇るロバート・パーカーの5つ星★★★★★評価ワイナリー「タリー・ヴィンヤード」
2006年に開催された『第3回米仏ブラインド対決』では「シャルドネ ローズマリーズ」がカリフォルニア州部門にて優勝。フランスと合わせた全シャルドネでも2位となる。ワイン・エンスージアスト誌において全米から集まった516本の中から年間No.1シャルドネとして評価。また「ピノ・ノワール ローズマリーズ」も年間No.2ピノ・ノワールの評価。ロバート・パーカーもシャルドネとピノ・ノワールの両品種において5ツ星評価を受ける生産者です。
アロヨ・グランデAVAを中心に自社畑を所有する『タリー』の歴史は、現当主のブライアン・タリーの祖父にあたるオリヴァー・タリーが1948年に野菜を作る菜園を開いたところからスタートしています。1970年代には隣接するエドナ・ヴァレーやサンタ・バーバラ・カウンティ エリアでブドウ栽培も開始。その品質の高さからカレラやオー・ボン・クリマといった著名ワイナリーにもブドウを提供するようになりました。
ブドウ栽培の経験を重ねながら、オリヴァーの息子であるドン・タリーはタリー農園内の切り立った丘に上質なシャルドネとピノ・ノワールが育つことを確信し、1982年に、リンコン・ヴィンヤードの西の丘に試験的にブドウ栽培を開始しました。ブドウ栽培は成功し、やがてアロヨ・グランデとエドナ・ヴァレーに165エーカーのブドウ園を持つにいたりました。
1986年、初めて『タリー』を冠した450ケースのワインが生産されました。最新設備が整った施設がリンコン・ヴィンヤードの近くに完成したのは1991年。同年ドン・タリーの息子で3代目にあたるブライアン・タリーが、ワイナリーのジェネラル・マネージャーに就任しました。現在ブライアンが代表者として、ワイナリーを引き継いでいます。
ロバート・パーカーの5つ星(★★★★★)評価
ワイン界の世界的権威、ロバート・パーカーもこのシャルドネ/ピノ・ノワール両品種において華々しいストーリーをもつ『タリー』について、称賛を惜しみません。お気に入りワイナリーとして『タリー』の名前を挙げることもしばしばです。そして、与える評価も最高のもの。シャルドネ/ピノ・ノワールの両品種において最高の5つ星★★★★★評価を与えています。
これは、全米2500社ほどあるワイナリーで、数少ない快挙であり、スーパースターと称すにふさわしいといえます。また、セカンドラインであるビショップス・ピークについても、そのコストパフォーマンスの高さから、「恐るべきバリュー」と称えています。
第3回 米仏ブラインド対決「メモリアルマッチ」 カリフォルニア部門優勝
『タリー』の名声を揺ぎ無いものとしたのは、2006年のこと。かの有名な『パリ・テイスティング』30周年を記念して開催された『第3回米仏ブラインド対決』です。その大会で、タリーの誇るシングル・ヴィンヤード「シャルドネ・ローズマリーズ」が、カリフォルニア州白ワイン部門にて見事優勝を果たしたのです。また、米仏での総合順位としても第2位という輝かしい栄誉。‥‥‥誰もがタリーの実力を知ったのです。
さらにその後、ワイン・エンスージアスト誌において【WE95点】の高評価を得て、全米から集まった516本の中から年間NO1シャルドネとして評されました。また一方、同誌において、ピノ・ノワールの生産者としても高評価を得ます。同じくシングル・ヴィンヤード「ピノ・ノワール・ローズマリーズ」が【WE94点】の高評価。年間NO2ピノ・ノワールとなりました。こうして、シャルドネ/ピノ・ノワール両品種の超一流生産者として知られるようになりました。
2006年に開催された『第3回米仏ブラインド対決』では「シャルドネ ローズマリーズ」がカリフォルニア州部門にて優勝。フランスと合わせた全シャルドネでも2位となる。ワイン・エンスージアスト誌において全米から集まった516本の中から年間No.1シャルドネとして評価。また「ピノ・ノワール ローズマリーズ」も年間No.2ピノ・ノワールの評価。ロバート・パーカーもシャルドネとピノ・ノワールの両品種において5ツ星評価を受ける生産者です。
アロヨ・グランデAVAを中心に自社畑を所有する『タリー』の歴史は、現当主のブライアン・タリーの祖父にあたるオリヴァー・タリーが1948年に野菜を作る菜園を開いたところからスタートしています。1970年代には隣接するエドナ・ヴァレーやサンタ・バーバラ・カウンティ エリアでブドウ栽培も開始。その品質の高さからカレラやオー・ボン・クリマといった著名ワイナリーにもブドウを提供するようになりました。
ブドウ栽培の経験を重ねながら、オリヴァーの息子であるドン・タリーはタリー農園内の切り立った丘に上質なシャルドネとピノ・ノワールが育つことを確信し、1982年に、リンコン・ヴィンヤードの西の丘に試験的にブドウ栽培を開始しました。ブドウ栽培は成功し、やがてアロヨ・グランデとエドナ・ヴァレーに165エーカーのブドウ園を持つにいたりました。1986年、初めて『タリー』を冠した450ケースのワインが生産されました。最新設備が整った施設がリンコン・ヴィンヤードの近くに完成したのは1991年。同年ドン・タリーの息子で3代目にあたるブライアン・タリーが、ワイナリーのジェネラル・マネージャーに就任しました。現在ブライアンが代表者として、ワイナリーを引き継いでいます。
「ピノ・ノワール エステート アロヨ・グランデ・ヴァレー」は、タリー・ヴィンヤードの真髄を表現するもので、サンルイスオビスポ・コーストのアロヨ・グランデ・ヴァレーの冷涼な気候と丘陵の地形を表現しています。三つの有名な自社畑、リンコン・ヴィンヤード(54%)とローズマリーズ・ヴィンヤード(46%)、ラス・ヴェンタナス・ヴィンヤード(5%)のぶどうをブレンドしています。
ラズベリー、チェリー、バラの花びら、そしてコーラの魅惑的なブーケを持っています。アロヨ・グランデ・ヴァレーのピノ・ノワールに特徴的なフレッシュな酸味と、赤い実の果実やミネラル感の凝縮したフレーバーとの絶妙なバランスを持っています。ローストラムや鴨肉のソテーなどとよく合います。
■テクニカル情報■
品種:ピノ・ノワール
産地:サンルイスオビスポ コースト
熟成:フレンチオークの樽で18ヶ月間熟成(新樽比率28%)
TALLEY VINEYARDS PINOT NOIR ESTATE ARROYO GRANDE VALLEY
タリー・ヴィンヤード ピノ・ノワール エステート アロヨ・グランデ・ヴァレー
生産地:アメリカ カリフォルニア サンルイスオビスポ アロヨ・グランデ・ヴァレー
原産地呼称:AVA. ARROYO GRANDE VALLEY
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
このタリー勉強不足で全く知らないワイナリーでした。何も知らずにただカリフォルニアのピノ・ノワール2017年として飲みました。口に含んだ瞬間、本当にびっくりしました。この最近の中でも3本の指に入るほどのいや価格から判断したらナンバーワンでしょう。もうブルゴーニュのトップいやその中でも最高の生産者が醸し出すプルミエ・クリュクラスと同等ほどのレヴェルにあると感じました。 当店には他に沢山のアメリカのワインを取り扱っていますがどれも今では高価でなかなかおいそれとは抜栓出来ないものとなっています。調べてみたらここのワインはパーカー氏がかなり評価しているようでした。実際、現地でも、ひっきりなしに訪問者が来ているようですが、日本ではまだそれほど知られていない生産者です。多分近々には火が付くと予想します。そしてこれも価格が上がり入手困難なアイテムとなるでしょう。 それにしてもグラスから湧き上がる香りに驚いている自分がいます。これは凄い!! 2023.02.18
追記:先日、弊社で開催した輸入元JALUXさんとの試飲会で、多くのブルゴーニュラヴァーのお客様もタリーの美味しさに驚かれていました。
vinous:93 ポイント
93 Drinking Window 2023 - 2029 From: San Luis Obispo: Solidifying an Identity (Apr 2020)
Deep glistening ruby-red. Vibrant, sharply focused aromas of cherry, potpourri and Asian spices are lifted by a smoky mineral flourish. Broad and concentrated on the palate, offering raspberry, bitter cherry and spicecake flavors that show impressive energy and focus. Rich yet lively in character, finishing with strong, spicy drive and fine-grained tannins that come in late. 26% new French oak. - By Josh Raynolds on July 2019
Long one of the New World’s most reliable producers of elegant, age-worthy Pinot Noir and Chardonnay, Brian Talley produced a knockout set of wines in 2017. According to no-nonsense Talley, 2018 is on pace to be at a similar quality level, with 25% higher production. While the availability of the single-vineyard bottlings here is small, and the wines are not particularly easy to find outside of wine-centric restaurants and the cellars of mailing list customers, the entry-level, Arroyo Grande-designated wines see broad worldwide distribution and deliver outstanding value for their quality. There’s an estate Syrah here now, made with 50% whole clusters, and it’s extremely good, but with only 180 cases made, it’ll be a tough bottle to track down.
ワインアドヴォケイト:91 ポイント
Rating 91 Release Price NA Drink Date 2020 - 2025 Reviewed by Erin Brooks Issue Date 7th Feb 2020 Source February 2020 Week 1, The Wine Advocate
The 2017 Pinot Noir Estate was made with 10% whole cluster and aged 14 months in 30% new French oak. Pale to medium ruby, it gives up bright scents of cranberry jelly, raspberry and strawberry jam, black tea leaves and blood orange with a lovely floral streak plus accents of rhubarb, cinnamon stick and dried leaves. Light to medium-bodied, it’s broody in the mouth with a soft frame and bright freshness, finishing long.
2017 was a tough vintage at Talley, but not because of the heat that affected much of the rest of California. “It was an El Ni?o year and we got close to 30 inches of rain,” Brian Talley recalls, noting that 20 inches is the norm here. “It was really helpful because the drought had had a significant impact on those old Chardonnay vines. But rain means vigorous canopies, more botrytis pressure and less-even ripening.” Eric called it “Floridian”-warm and wet. Although temperatures only made it to the low 90s, that’s still warmer than usual in this very cool, windy appellation. “There was rain in August,” Brian says. “We started picking some Pinot Noir, and that’s when the rain came. And then it stopped and got warm. Typically, it rains here November through May, and we will get occasional monsoon events in the summer. But in 2017 the bulk of the rainfall came during the main part of the growing season. That led to some interesting challenges and more sorting than usual. To me, that’s what made the difference in 2017-triage picks and lots of sorting. We did less whole cluster in 2017, because we didn’t know what was inside those clusters.”