君嶋屋が日本酒の取揃えに力を入れ始めた頃、森喜さんは度々試作を持って訪ねて下さいました。 美しい酒を造ろうとして雑味が抜けず試行錯誤する中、あるときから酸味が出て雑味が目立たなくなり、味わいに調和が生まれていきました。 中でも６号酵母を使ったものが特に新鮮に感じ、また君嶋屋らしいと思い「英」情熱にして欲しいとお願いをしました。 2代目の「希」情熱は、地元伊賀産の無農薬山田錦を生?で仕込み、蔵付自然酵母でゆっくりと醸したまさにサケ・ナチュールです。

1893年に創業した酒生産量年間300石ほどの全量純米蔵。全量蓋麹、手造りの純米酒のみを製造しています。平成11年からは『全量純米』となりました。 酒質は、しまりのある蒸し・麹をしめること・酒母の打瀬をきっちりとることで、香り控えめで深みのある酸が感じられる、どんな温度でもおいしい『しっかりとした酒』になるよう努力しています。

生クリームやチーズ等、ミルキーな乳酸系やナッツ香。口に含んだ瞬間から酸味を感じ、程よい旨味の後に渋みが残ります。温度帯は冷やからぬる燗。グラスがぐい?み、平盃で飲むのがおススメです。合わせたいのは魚のムニエル、粕漬け、チーズや鹿のパイ包み、また煮込み系料理。肉料理ともとても相性が良いです。

情熱妙の華の味わいはコチラです！是非好みの味を探してみてください。