カナダにあった古いライ・ウイスキー原酒を発見したことから作られた一本です。
伝説のマスター・ディスティラー、デイヴ・ピッカレルが率いるチームが持つクリエイティビティ―、革新性、そして理想の味わいを追求する情熱が結集されています。
ライウイスキーとしては珍しく、熟成年数も10年と長い点も特徴です。
権威ある評価雑誌「ワイン・エンスージアスト」の中では最も高得点となる96点を叩き出したライ・ウイスキーの一つでもあり、近年注目度が高まっている1本です。

オレンジピール、キャラメル、アニスの香りが特徴です。タバコや焦がしたオーク樽のニュアンスも感じ取れます。
力強い味わいで、ライ・ウイスキー特有のスパイスやトフィーの風味や、バニラやスペアミントの要素も感じられます。
余韻にはスパイス、トーストしたオーク樽、かすかなキャラメルの要素が長く残ります。
ストレートやロックで飲んだ時の味わいは格別です。
ウイスキー単体だけでなく、クラシックカクテルやオールドファッションドのベースとしても最適です。

2007年にアメリカのヴァージニア州にあるファームを購入したことから発足した蒸留所です。マスターディスティラーであるデイヴ・ピッカレルが、カナダでブレンデッドウイスキーに使われている10年物の原酒を発見したことがきっかけで、現在につながるウイスキー造りが始まりました。
2015年には、築150年のファームハウスを改装したホイッスルピッグ蒸留所をオープン。デイヴ・ピッカッレルが設計したオリジナルの銅製ポットスチルで、日々手を止めることなく蒸留しています。

ウイスキーを造るすべての工程においてホイッスルピッグが大切にしているのは、「過去にどのように行われたか」「より良くするために何を学んだか」「別の方法はないか」の3点。これらを自問自答していくことで、常に別の方法があるということに気づき、時に失敗を糧にしながらもイノベーションを起こしてきました。過去を重んじつつも進化を受け入れるこのスタイルこそ、ホイッスルピッグが最前線で走り続ける秘訣といえるでしょう。