～酒商菅原～
2017年設立。喜怒哀楽ある人生の中で、どんな環境でも寄り添ってくれる味わいこそが美味しいお酒、という考えのもと全国各地から厳選した地酒を販売する専門店です。
『「お酒の愉しさ、夢やロマン、飲みにケーションを通して、人生をより豊かに、より樂しくすること」そこに溢れる“笑顔”の創出をビジョン』にし、和酒を通した酒文化価値の創造を目指しています。
オリジナル商品の開発でも有名で、ニンジン焼酎をベースとした樽熟成リキュール「菅原水鏡」や、取引蔵の醸造所から直送される「氷結生甘酒」などでも高い評価を得ています。

～HAZI(ハジ)とは？～
HAZI(ハジ)は、4大スピリッツといわれるウォッカ、ジン、ラム、テキーラに次ぐ第5のスピリッツとなるべく命名された麹スピリッツです。
外国語話者でも発音しやすいだけでなく、酒商菅原店主の姓である土師(はじ)の意味が込められています。
和酒を世界へ羽ばたかせるという強い意志が込められています。

～菅原水鏡 ルージュシリーズとは～
酒商菅原の人気シリーズ「菅原水鏡」がそれにあたり、当初は日本の酒税法上認められていない「麹ウイスキー」を目指して誕生したそうです。
ウイスキーに勝てる樽熟焼酎を探し回り、巡り合ったのが同じ地元福岡の研醸(株)が造る「ニンジン焼酎14年」。そこに麦焼酎原酒をブレンドし、世界各地の樽で後熟させ、この「菅原水鏡 ルージュシリーズ」が誕生しました。
「菅原水鏡」の開発には、元サントリー白秋蒸留所技師長である三鍋昌春博士をアドバイザーに迎えられています。さらに博士の元同僚で、山崎蒸留所でブレンダーとして活躍した仲沢一郎氏をブレンダー兼製造責任者に迎えたことにより、製造プロセスを一から見直し、今後もさらなる発展が期待できるシリーズとなりました。
（スピリッツ製法ですが、酒税法上はリキュールと表記されます。）

～菅原水鏡 ミズナラ樽フィニッシュ～
ミズナラ樽使用/ミズナラは白檀の香りで知られていますが、それが顕著になるのは、ある程度の貯蔵期間を過ぎてからといわれています。
ミズナラ樽の特徴としては、まったりした甘さ、そしてクリーミーさもあり、それらをニンジン焼酎に付与することを狙って後熟されていますが、一つ課題がありました。新樽の場合、まずタンニンが出過ぎて、その辛さに負けてしまう可能性があるのです。そこを上手く仕上げた一本です。
ブドウのようなエステリーとしっかりしたタンニンが感じられます。後口は、タンニンとまったりした甘みと微かなクリーミーが混ざり合って、余韻が長い。