1819年、新潟県最北端に位置する村上市にて創業。
現社長･宮尾佳明氏で11代目。
戦争中の1945年に国からの企業整備令により近隣の村上市・岩船郡内の酒蔵14蔵が合併致したが、どうしても自分の思うお酒を造りたいという思いから戦後の1956年に9代目の宮尾隆吉氏により独立。
村上市は海・山・川と自然に恵まれた地域ということもあり食材が豊富で、特に市内に流れる三面川は鮭の遡上することでも知られ鮭料理が有名。
地元の食材を使った料理や鮭料理等が多い地域性もあり酒質は料理と一緒に飲める食中酒、料理を引き立てながらもスッキリとした綺麗さの中にも旨味が広がる「淡麗旨口」といえる。
主なラインナップは純、雪、月ですべて地元の五百万石を使用する。
純は、全国でもいち早く純米造りに取り組んだことから生まれた、柔らかく後味が綺麗な純米吟醸。
雪は、表記は特別本醸造だが、規格の観点から、地元の五百万石を使用した吟醸酒と言える。
月は麹米55％、掛米60％で仕込み、なめらかな味わいで、冷酒からお燗まで幅広い温度帯で楽しめるオールマイティーな酒となっている。

〆張鶴のなかでも特に人気の高い純米吟醸です。
上品な香りに純米ならではのまろやかなコク。
そして、新潟の酒らしいすっきりとした後味が特徴。
淡麗で非常にきめ細やかな味わいです。
口当たりがよくスイスイと杯が進む飲み飽きない逸品。
冷ややぬる燗がおすすめです。

1717年、創業者の小野塚源左衛門氏が青木姓を名乗り、酒造りを始めた。
7代目の蔵元は、江戸末期のベストセラー[北越雪譜]を執筆した鈴木牧之の次男と言われ、酒銘の鶴齢や雪男は牧之に因んで付けられた。
青木酒造の酒は、造り手から飲み手まで、関わる全ての人による和合によってよいものになるという考えで造られ、淡麗辛口の多い新潟の酒にあって淡麗旨口のスタイルを目指す。
また、地元魚沼の食文化に寄り添い、冬の間も長期保存が可能な干物や漬物などに加え、汗をかき熱心に仕事をする魚沼人が好む塩や醤油を用いた味付けが主体の魚沼料理との相性の良い、飲み飽きしない酒となっている。

米本来の味を重視しながらも、軽くソフトに仕上げ飲み飽きしない純米酒。
淡麗ながらほのかな香りと優しいふくらみのある旨味が調和した逸品です。
冷～ぬる燗までの温度帯で楽しんで頂くのがおすすめです。