新登場の「X FORGED MAX STARアイアン」は、安心感のある大型ヘッドから大きな飛びをやさしく生み出すカテゴリーのモデルですが、その中でも他に類を見ない存在になっていると言えます。ステンレス鋳造の複合モデルなどが一般的であるのに対し、キャロウェイでは、軟鉄（S20C）鍛造でフェース側とバックフェース側を別々に作るという、「デュアル軟鉄構造」を導入。重心をやや高い位置に設定して、あえて重心より下でボールを打たせることで、フォージドながらこれまでになかった程の深いポケット＆ワイドソールが生み出す深重心によって、通常のアイアンではかからないギア効果を生み出すことに成功しました。ソフトフィーリングの軟鉄素材を使ったアイアンの中で、インパクトでバックスピンを増大させることができるユーティリティ的なやさしさを持ったアイアンは、キャロウェイ史上初の設計です。番手はI#4～9、PWの計7本を用意し、シャフトにはスチール2種類とカーボン1種類をラインアップ。日本企画の製品であることを示すように入れられた、切子のようなXのデザインも目を引きます。

難題を解決すべく導入された「デュアル軟鉄構造」
「X FORGED MAX STARアイアン」は、軟鉄鍛造でありながら、大きな飛距離性能と、とてつもないやさしさも実現するという難題のもとで開発されました。解決策としてキャロウェイが導入したのは、鍛造成型で2枚の軟鉄パーツを組み合わせる、「デュアル軟鉄構造」でした。

これまでにない大きなポケットキャビティが生み出すパフォーマンス
「デュアル軟鉄構造」は、軟鉄S20Cでフェース側の部分とバックフェース側を別々に鍛造し、この2つを溶接して1つのヘッドへと仕上げるものです。これにより、従来なかったほどに深く大きいポケットキャビティがやや高めかつ深重心という通常のアイアンには無い構造になっています。また、反発力の高い薄めのフェースとの効果もあいまって、飛距離に加えて、スピンのかかった高弾道を打つことを可能にしました。軟鉄の素材を生かした心地良いフィーリングに加えて、驚異的なやさしさ、スピン性能、大きな飛距離も実現します。

ワイドソールでもスムーズな振り抜きをもたらすトライレベル・ソールデザイン
大きなポケット構造を採用した「X FORGED MAX STARアイアン」は、ソールの幅もワイドになり、やさしくボールを拾うことを可能にしています。ソールには、X FORGEDアイアン、X FORGED STARアイアンでおなじみとなったトライレベル・ソールデザインが導入されています。リーディングエッジ側には櫛状の面取り、トレーリングエッジ側にはトウからヒールにかけて一定の面取りがなされているもので、ワイドソールになっても余計な跳ね返りを抑えて、スムーズな振り抜きが可能となっております。

X FORGED MAXアイアンよりも大きなX型のアクセント
2024年春からスタートしたX FORGEDアイアンシリーズの展開は日本企画のものであり、それを受けて、今回の「X FORGED MAX STARアイアン」では日本らしいデザインも取り入れています。バックフェース下部のトウ側には、Xの文字がX FORGED MAXアイアンと同様に入れられていますが、切子（カットグラス）で見られる切り出した模様のような処理を採用。全体のシャープな造形のなかで、目を引くアクセントとなっています。なお、X FORGED MAXアイアンよりも大きなサイズで入れられており、より強調されたデザインとなっています。

ロフトはX FORGED STARアイアンよりも1度寝かせた設定
「X FORGED MAX STARアイアン」の番手ラインアップは、I#4～9、PWの7本となっています。I#4、5は単品で、I#6～9、PWは5本セットでの発売となります。ロフトはX FORGED STARアイアンよりも1度寝ている設定で、I#7が30度となっています。シャフトには2種類のスチールモデルと1種類のカーボンモデルを用意しています。

カタログで表示する数値は設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。
インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。