（下）前作dritto 3(旧rectum 3)をご購入頂いた方からのレビュー
多くの方からご支援いただいたdritto 3(旧rectum 3)がもっと小さく、もっと薄く。より上質に進化しました！

小さい財布や薄い財布は厚みを抑えるため、ステッチがない等どうしてもカジュアルな雰囲気になりがちです。休日に使う分には問題ありませんが、スーツスタイルやオシャレな雰囲気な飲食店などでは出しにくいのが正直なところ。

dritto 3 thinはそんなシーンにも合うように作られたコンパクトで薄い財布です。外観は上質な革を楽しめるようにシンプルに。ビジネス、カジュアルとシーンを選ばずご使用いただけます。使用するにつれてイタリアレザーの経年変化が楽しめます。今回のdritto 3 thinは、内側にも同じ革を使用しているので更に高級感がアップしました！

直線をメインにデザインを考えたので、イタリア語の「dritto(ドリット)」という名前を付けました。まっすぐという意味があります。3は、三つ折り財布の3です。thinは英語で薄いという意味です。

三つ折り財布は普通カード、コイン、お札全てを取ろうとすると三つ折りの状態でないと出し入れができません。dritto 3 thinは、二つ折りの状態で全てを取り出すことが可能です。

コインポケットが背面に付いていることが多い三つ折り財布ですが、それだと小銭を取り出す時に持ち替えなければならなりません。dritto 3 thinは、構造を見直して、持ち替えること無くコインの取り出しができます。

（上）カードの大きさ 5.4㎝×8.6㎝
      ※厚みはカード5枚、お札8枚収納時

dritto 3 thinは使用したコインポケットとバネホックが重ならない独自構造を採用。そのため、財布自体のサイズを極限まで薄くすることが可能になりました。

サイズは、縦6.2cm、8.8cmの長方形。厚み20㎜(コインポケット不使用時)です。
紙幣8枚、カード5枚、コイン12枚、鍵も入れることができます。
※コイン、鍵の厚みにより厚みは変動致します。
※鍵を入れる場合、全体の厚みが厚くなるため、カードと小銭の量を調整してください。

（上）
dritto 3 thinは内外のカードポケットともにカードと同じ大きさのフラップを付けることにより、カードが見えてしまうことがありません。しっかりと貴方のプライバシーを守ります。

（下）
通常のマネークリップのように金具で押さえるのではなくカードポケットでお札を押さえます。センター以外は開いているので、角が折れる心配もありません。お札を入れる時は、カードポケットを持ち上げて蓋押さえより下の部分に挟むだけ。内装にも外側と同じ革が使われているのでスムーズに入れることができます。

（上）
コインポケットは必要最小限の大きさにしました。

（下）
dritto 3 thinは、なんと鍵まで入れることができます。コンパクトサイズでありながら、オールインワンウォレットなのです！スマホと財布だけで身軽に外出することができます。カードとの間に一枚革があるので、鍵でカードを傷つける心配はありません。

※鍵をポケットに入れる際は奥までしっかり入れてください。根本まで入れない場合、落下の危険性があります。鍵の根本が13㎜程度までを想定しています。ご使用されている鍵がそれよりも太い場合はご相談ください。

ホックは、プリム社（イタリア）のバネホックを使用しています。国産の物に比べると高価ですが、外せないポイントだと思い挽物（※）のバネホックを採用しています。

※挽物：旋盤を回転させて削る方法で立体的なパーツに仕上がります。通常の物は真鍮の板をプレスして成型しています。

レザーは、イタリアトスカーナ地方のタンナー、バタラッシー・カルロ社のバケッタレザー・プエブロを使用しています。
表面に毛羽立たせるような加工がしてあり、新品の時は少しザラザラしていますが、使用に伴って表面が落ち着き艶が出てきます。革の色の変化も他の革よりも大きく、早くエイジングして行くのが最大の特徴です。

とても人気な革で、模倣品が多く出回っていますがプエブロがオリジナルです。入手が困難で使いたくても使えないというブランドも多い革です。

バケッタ製法とはイタリアに古くから続く手法で、ベジタブルタンニンでなめされた革を牛脚油（牛のすね骨や無締足を煮沸して採取したオイル）で加脂する製法。加工に時間がかかることと、脂が浸透しにくいという反面、使い込んだ時に独特の艶、オイルが抜けにくいという特徴があります。

そのため、メンテナンスの必要がほとんどありません。ごく僅かなタンナーによって継承されている伝統的な技術です。他の革に比べ、生前の傷、トラ（首の後ろの皺）などが隠れることなく出ています。しかし、使いこむことによりエイジング（経年変化）が進み、色・風合いが変わることが最大の特徴になっています。

（下）写真は別商品「ミネルバボックス」になります。