首を少し伸ばして仰ぎ見る顔。
背中に生える美しい緑の苔。
手のひらほどのスペースがあれば育てることができる、体長12cmのカメの盆栽ができました。

カメの背中に広がる小さな苔の世界は、素朴でありながら自然を感じることができ、ツンツンとした苔は思わずそっとなでたくなるほどの可愛らしさ。
和室はもちろん、玄関やデスクの上、キッチンや窓辺など、ちょっとしたスペースにカメ盆栽を置けば、いつもの見慣れた景色を、目と心に潤いを与えてくれる素敵な景色に変えてくれます。

こちらのカメ盆栽は紅白のギフトボックスに入れてお届けします。
「鶴は千年亀は万年」と言うことわざがあるように、おめでたい生きものとして尊ばれてきカメは、母の日、父の日、敬老の日などのギフトにはもちろんのこと、新築祝いや誕生日などのお祝いにピッタリのギフトです。

カメ盆栽のサイズはおよそ全長12cm、幅8cm、高さ5cm。
女性の手のひらに乗るほどの大きさで、12cmほどのスペースがあれば置くことができるので、玄関やキャビネットの上、文机や窓辺など、ちょっとした場所に飾ることができます。
ただし、室内に盆栽を置く期間は、2から3日以内に。
樹木は自然の風の流れを必要とするため、室内に置き続けると元気がなくなってしまいます。
室内での鑑賞を楽しんだ後は、屋外に出して自然の風に当ててください。

つやつやとした緑の葉が、ゆるやかな曲線を描く苔の甲羅。
丸みを帯びた、可愛らしい姿がなんとも言えず、眺めているだけで心が和み、癒しのひと時をもたらしてくれます。

苔は別名山苔、マンジュウゴケなどとも呼ばれる、アラハシラガゴケを使用。
乾燥すると葉が白くなり、まるで白髪のようになることからシラガゴケと名が付きました。
アラハシラガゴケは、日陰から半日陰を好み、乾燥や寒さには強い苔ですが、蒸れには弱いので風通しの良い、明るい日陰にて管理をしてください。

古来より日本では草木を住まいや暮らしの中に取り入れてきました。
平和な時代が長く続いた和の国だからこそ盆栽は時を経て、洗練された“生きた芸術”として海外からも高い評価を受け続けています。

盆栽の始まりは、古来中国の時代に行われていた「盆景」が、平安時代に日本へと渡ったことから始まったと言われています。
盆栽の魅力は、生きた植物のため常に変化し続けること。
盆栽と過ごす毎日は、自然と人の心を明るく豊かにしてくれることでしょう。

日々目まぐるしい現代において、心を落ち着かせ、盆栽にじっと向かい合い愛でる。
何気ない事のように思えますが、それこそが忘れがちな日本の心を育むと私は思っています。

盆栽　翠松園　撰

手のひらサイズの苔盆栽「TENOHIRA BONSAI ＋（てのひらぼんさいプラス）」。
いつもの見慣れた景色にプラスする、贈り手の気持ちをプラスする、育てる楽しみをプラスする。
ただの苔の盆栽で終わることなく、プラスなものをもたらし、あるいはプラスなものとなる、新しい盆栽のカタチです。