モリタ屋は維新間もない明治弐年、京都で初の牛肉専門店「盛牛舎森田屋」として創業し、以来百五十年以上に亘って京都の地で皆様に牛肉の食文化を発信してきました。北野天満宮の「瑞饋祭」や古都京都が誇る京の三大祭の一つ、「葵祭」にモリタ屋専有の牧場の牡牛が御輿牛として奉仕する等伝統文化への寄与を賜ることもありました。
牛肉専門店としてこのように歴史を重ね続けてきたモリタ屋は長年の経験に基づいた目利きで仕入れる牛肉を贅沢に使用し、現在では京都の地はもちろん大阪や東京にも飲食店舗を出店するなど国内外問わず多くの方々からのご愛顧を頂いております。

血統や脂質にこだわり一頭一頭丹念に育て上げた国産黒毛和牛の適度に脂ののった肩肉と赤身の旨み詰まったモモ肉をすき焼き用に仕上げました。ご家庭で黒毛和牛の風味と旨みをお好みの割り下とお野菜を入れてすき焼きにてご賞味ください。

冷凍されているお肉はまず、冷蔵庫にて時間をかけてゆっくり解凍することをお勧めします。そうすることで水分と一緒に肉汁を失うことなく、旨みをお肉に閉じ込めたままでの解凍ができます。
そして解凍したお肉は前もって冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておくことがおいしく食べるコツです。火がお肉の表面から中心部まで均一に通るようになり、焼きムラを防ぐことができます。
また、塩はなるべく焼く直前に振るようにします。塩を振ってから時間がたってしまうと、浸透圧の違いによってお肉から水分が表面に出てきてしまい旨みが逃げたりパサつきの原因となってしまいます。
焼く際はあらかじめ熱したフライパンやホットプレートに油をひいてお肉を乗せ、表面に肉汁があふれて来たらひっくり返します。お肉の風味を損なう原因となるため焼き過ぎに注意し、お召し上がりください。